リビング工房

小さな家の設計は一級建築士リビング工房へ

私が一級建築士 阿部英彦です。

こんにちは、リビング工房代表の阿部英彦です。

早いもので私が建設業にたずさわるようになってから38年。
開業してから30年たちます。

親は、理髪店を営んでおりましたので、私は一代目になるわけですが、ルーツをたどると、三代目になるのかなとも思っております。
と言いますのも、私の母方の曽祖父は幕末ある藩の武士で、幕府方で戦い負けたため、山形へ落ちのび、そこで大工の修行をし、後に成功して財を成しました。

しかし、後を継いだ息子(私の祖父)がハズレて家屋敷(広大な敷地に家の端から端まで行くのに襖を十数枚開け閉めしないと行けない家屋敷(十数室の部屋があるという大邸宅だったそうです。へぇー)を失い、大正期に東京浅草に木造三階建て(当時大変珍しかった)の住居を構え移り住んだとのことです。

私が小学生の頃(昭和三十年代)、その三階建ての中二階(こごまないと頭が天井にぶつかるほど低い部屋)が納戸になっていて、古い道具、古銭、こわれた扇風機、古い箱、和紙でつづられた書籍、掛け軸などが雑然とつまっていた。
時々その部屋に忍び込んで(かつて得たいの知れない人が住んでいて、子供にはちょっとこわいところであった)、何かおもしろいものが発見できないかとおそるおそるガラクタ様のものを品定めしてみまわったものでした。

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あとで気が付いたのですが、その当時見た古書に木組み、加工に関するものが多くあったことです。
残念ですが、今は三階建ての建物も古書類もありません。私の記憶のなかにおぼろげにあるだけです。
後にその子(私の母)が理髪店を営み、その息子(私)が建設業をはじめたわけです。

私の長男は建設設備の会社に勤めています。
私どもの体の中に建物作りの系譜を見る思いがします。

最近特に思うことがあります。
今も住まいづくりの流れは、ビニールクロス、新建材で仕上げている点です。住む人にも建物自体にも良くありません。詳しい話は、他所にありますので、私のある体験をお話することといたします。

あるお客様には、ひどいアトピー性皮膚炎のお子さんがおり、治療を長く続けているものの改善しませんでした。
ご夫婦は今住んでいるマンションに問題があると考え、木造の住宅を建てることを決めました。
いくつかの住宅メーカー、工務店の情報を集め、さらに検討するため私どものところに相談に来られました。

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“住まいをつくりたいのですが、ムクの木材、自然植物系塗料、自然系接着剤を使い、新建材は一切使わない。全部の壁、天井と一部の床をムクの板張りで仕上げ、浴室床も含め一階全床の温水床暖房の設備を入れて、いくらで出来ますか?”

概算見積りをすぐ提出しましたところ、“大手ハウスメーカーと較べ大変安いので驚きました。
本当に出来ますか?”と念を押されたほどです。
「ムク材を使うからといっても、そんなにおどろくほど高くなるわけではありません。」

入居後、子供さんの症状は次第に改善し、一年後にはほぼ症状も出なくなったとのことです。
床暖房も快適で、冬場たまに実家に行くと、足元が寒くてたまらず用件をすませ、早々に帰ってくるようになったとのこと。

そのほか、小児ぜんそくの子供さんをおもちのご家族、原因がはっきりしない体調不良の奥さんのご家族などから相談を受け、そのつど住まいづくりには、自然のムク木材、塗料、接着剤、しっくい、タイル、レンガ、石、竹、和紙、オーガニックコットンなどを使って作るようおすすめした結果、多くのケースで改善し、また新たにシックハウスで苦しむことも聞いておりません。

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ムクの木材は、建築物となっても木のクセが出てきたり、湿気によって伸び縮みがあり、その性質を理解して使うことが必要です。
しかし、木の持つやわらかさ、つよさ、美しさ、心地よい感触、香りはすむ人々の心身を癒す力があります。
天然木の力強さ、加工による広がり、美しさを見るにつけ、子供の時、薄暗い中二階の納戸で見た、和紙でつづられた古書に描かれていた木組みの図が、ふと思いおこされます。

これからさらに時間に追われる生活。競争を強いられる社会へ向かうことと思われます。
そうであれば、これまで以上に住まいが、住む人々に安全、安らぎ、喜び、又豊かさのバックボーンになる作り方を皆様と共に考えて創造していきたいと念願しています。

そのキーワードが、「自然の物、自然の力を生かす工夫・知恵」であるとおもいます。

理想の「小さな家」を
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理想の住まいを一緒に考えましょう。
特に、自然素材を取り入れた家づくりをお考えでしたら、ぜひリビング工房にご相談ください。